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災害対策特別委員会での九州北部豪雨災害による被害状況視察

 7月31日、参議院災害対策特別委員会としての委員派遣において、福岡県及び大分県に大きな被害をもたらした平成29年7月九州北部豪雨災害による被害状況等の実情を調査してまいりました。
 まず、朝倉市役所において福岡県知事・県議会議長、朝倉市長・市議会議長からの説明と要望等を聴取しました。大量の水・土砂・流木により、公共土木施設、農作物や農業施設・林地等に甚大な被害が生じており、その早期復旧を図るとともに、高齢化が進行する中で被災した農林業者や中小商工業者の事業継続意欲が萎えないようにすることなどが課題となっているとの説明があり、福岡県と朝倉市から、災害復旧事業の早期採択や激甚災害の早期指定等を内容とする要望書をそれぞれ受領しました。更に、筑前あさくら農業協同組合、朝倉商工会議所等からの要望書をそれぞれ受領しました。その後、朝倉市山田地区に赴き、流木により破壊された山の神ため池の被災現場を視察しました。現地に水はなく、土砂が堆積し流木が散在するのみで、跡形もない状況でした。
 次に、東峰村に移動し、大きく損壊した家屋、流木や巨岩などが散在する岩屋地区を視察し、村長からの早期復旧及び観光業に対する支援等を内容とする要望書を受領しました。
 次いで、大分県に移動し日田市役所において、大分県副知事、日田市長、中津市副市長から、被害状況についての説明・要望をそれぞれ聴取しました。そして席上、大分県、日田市、中津市から災害復旧事業の採択と予算の確保、JR久大本線と日田彦山線の早期復旧等を内容とする要望書をそれぞれ受領しました。その後、再度の豪雨災害からの復旧・復興に際する課題、被災者支援制度の弾力的運用等についての意見交換が行われました。その後、日田市内を流れる花月川のJR九州鉄道橋落橋現場を視察しました。
 今回の調査において、大量の流木や土石が雨水とともに中小河川などを流下した場合の破壊力は想像を絶するものとなることを痛感しました。5年前にも、ほぼ同地域で豪雨災害が発生しており、今後は、災害は常に起こり得ることを念頭に置きつつ、中小河川を含めた治水対策や土砂災害対策、治山・流木対策、警戒避難体制の充実等に一層取り組み、防災機能の更なる向上を図っていくことの重要性を改めて強く認識しました。調査結果につきましては、8月10日に開かれる災害対策特別委員会において報告するとともに、関係省庁との質疑を通じて国への要請を行って参ります。