民進党「森友学園・加計学園疑惑調査チーム」
 民進党「森友学園・加計学園疑惑調査チーム」が桜井充座長(旧加計調査チーム座長)・
川合孝典事務局長(旧森友調査チーム座長)の体制で再始動しました。
 11月10日、文部科学省大学設置・学校法人審議会が加計学園による獣医学部新設について
認可「可」の答申を出したことを受けて、林文部科学大臣は「認可」の決定を行いました。
 加計学園獣医学部を巡る問題の本質は、そもそも国家戦略特区制度で獣医学部を設置する際に
満たすべき条件(いわゆる石破4条件※)を満たしているかどうかにあります。
※いわゆる「石破4条件」とは
1.現在の提案主体による既存の獣医師養成ではない構想が具体化すること。
2.獣医師が新たに対応すべき分野における需要が明らかになること。
3.既存の大学・学部では対応が困難なこと。
4.留意事項として近年の獣医師の需要の動向も考慮して全国的見地から検討がされること。
 上記の4条件は、安倍政権が「日本再興戦略」として2015年6月に閣議決定したものです。従って政府は、加計学園がこの4条件を満たしていることを立証出来なければ、閣議決定に違反したことになります。
 今回の会合では、設置審による「警告」が一転して認可「可」となった経緯について文部科学省担当者からヒアリングを行いましたが、議事録を含む審査過程について一切の情報開示がないままの曖昧な説明に終始しました。調査チームとして文科省に対して次回会合までに議事録を始めとする立証資料の提出を要求しました。
 巨額の税金が投入されている以上、政府には説明責任があることは言うまでもありません。国民・納税者の疑惑が払しょくされるまで、引き続き調査・追及を進めていきます。