海洋環境の保全と海洋資源の持続可能な利用の貢献の在り方は?(参議院 国際経済・外交に関する調査会)
2月16日、参議院「国際経済・外交に関する調査会」において、「海を通じて世界とともに生きる日本」のうち、「海洋環境の保全と海洋資源の持続可能な利用の貢献の在り方」について、参考人から意見を伺い課題等について質疑を行いました。
私からは、海洋科学研究人材の育成のための取り組みなどについて参考人に問いました。
(問)1980年代の後半以降、海洋人材が減ってきてる状況のなかで、海洋科学研究人材の育成に関して、どのような取り組みをされているのか伺いたい。
(回)女性海洋科学者の育成のため、女性研究者が集まって本を出版している。既にpart1・part2を出ており、女性が私達だって頑張ってるというアピールを高校生・大学生に伝える努力している。また、海洋学会でも海洋学を学ぼうとする学生を対象に若手の会を作るなどの取り組みをしている。ただ、将来学位を取って研究者になろうとした時、きちっとした職に着けるかという不安材料があり、その改善が必要と考える。
(問)IUU由来(違法操業)の水産物の日本への流入は、現時点でどの程度あるのか。また、流入によって日本の漁業者に対してどのような経済的影響を与えているのかが分かる、データはあるのか伺いたい。
(回)何分IUU由来の水産物であり、本来ないものが流通している。これをどのように推計するかということで難しいのが現状。販売者側からすると、正規の漁業者からの水産物とIUU 由来の水産物を区別せずに、たくさん売って収益を上げようとされてしまう。このことが、IUU 由来の水産物を除去する上での障がいになってるというような指摘もある。
その対策としては、モニタリング監視を進めながら情報公開を行うことが必要である。また改正漁業法では、罰金を科すことが可能となったので、しっかりと実行していくことが求められる。
(問)違法漁業防止寄港国措置協定に日本が加入するまで8年程度のタイムラグが生じているが、その理由を伺いたい。
(回)条約の義務をしっかり果たすための体制作りに時間を要したと理解している。
(問)政府が進める革新的深海資源調査技術のなかで、レアアース泥の再溶泥技術開発について、目標規模が縮小しているとのことであるが、なぜ規模が縮小してるのか伺いたい。
(回)資源を開発する事業者が求める技術を真摯に対応すべきと感じている。また予算に関しても必要なところに措置されていないようにも見える。この点を改善して、みんなが足並み揃えて行うことが最も重要だと思っている。
詳細については下の動画でもご確認ください。
私からは、海洋科学研究人材の育成のための取り組みなどについて参考人に問いました。
(問)1980年代の後半以降、海洋人材が減ってきてる状況のなかで、海洋科学研究人材の育成に関して、どのような取り組みをされているのか伺いたい。
(回)女性海洋科学者の育成のため、女性研究者が集まって本を出版している。既にpart1・part2を出ており、女性が私達だって頑張ってるというアピールを高校生・大学生に伝える努力している。また、海洋学会でも海洋学を学ぼうとする学生を対象に若手の会を作るなどの取り組みをしている。ただ、将来学位を取って研究者になろうとした時、きちっとした職に着けるかという不安材料があり、その改善が必要と考える。
(問)IUU由来(違法操業)の水産物の日本への流入は、現時点でどの程度あるのか。また、流入によって日本の漁業者に対してどのような経済的影響を与えているのかが分かる、データはあるのか伺いたい。
(回)何分IUU由来の水産物であり、本来ないものが流通している。これをどのように推計するかということで難しいのが現状。販売者側からすると、正規の漁業者からの水産物とIUU 由来の水産物を区別せずに、たくさん売って収益を上げようとされてしまう。このことが、IUU 由来の水産物を除去する上での障がいになってるというような指摘もある。
その対策としては、モニタリング監視を進めながら情報公開を行うことが必要である。また改正漁業法では、罰金を科すことが可能となったので、しっかりと実行していくことが求められる。
(問)違法漁業防止寄港国措置協定に日本が加入するまで8年程度のタイムラグが生じているが、その理由を伺いたい。
(回)条約の義務をしっかり果たすための体制作りに時間を要したと理解している。
(問)政府が進める革新的深海資源調査技術のなかで、レアアース泥の再溶泥技術開発について、目標規模が縮小しているとのことであるが、なぜ規模が縮小してるのか伺いたい。
(回)資源を開発する事業者が求める技術を真摯に対応すべきと感じている。また予算に関しても必要なところに措置されていないようにも見える。この点を改善して、みんなが足並み揃えて行うことが最も重要だと思っている。
詳細については下の動画でもご確認ください。