自殺対策を推進する議員の会「総会」
 参議院議員会館において、自殺対策を推進する議員の会「第19回総会」を行いました。
 昨年の自殺者数は、暫定値ですが2万1302人となり、8年連続減少となりました。しかし、地域自殺対策計画の策定状況に自治体間の差が出るなど、依然として地域での対策が課題となっています。また、若者の自殺者数の改善が見られず、実効性のある若者自殺対策が喫緊の課題となっています。
 まず、昨年の自殺者等と、地域自殺対策を後押しするための計画策定手続き等について厚生労働省からの報告を聴取しました。続いて、昨年12月に本議連として若者自殺対策について関係大臣に要請したことにより「SOSの出し方に関する教育の推進に関する通知」が出されたことや、3月の自殺対策強化月間に実施するSNSを活用した若者自殺対策相談事業について文部科学省からの報告を受けました。
 その後の質疑において、SNSを活用した若者自殺対策相談事業の4月以降の継続実施、SNSには電話番号がなく接続できないことに対する技術的な対応策の検討などについて関係省庁要請しました。