自殺対策を推進する議員の会「総会」
 3月15日、参議院議員会館において自殺対策を推進する議員の会「第16回 総会」を開催しました。
 本議連が中心になり推し進めた「自殺対策基本法」の大改正から間もなく1年になります。この間、自殺総合対策の新しい枠組みの下で、厚生労働省を初めとする関係府省庁、都道府県や民間団体の皆さまが、様々な新しい取り組みを進められてこられました。そうした取り組みにより、昨年の自殺者数は暫定値ですが21898人となり、7年連続の減少となっています。
 まず、厚生労働省が中心となって自殺総合対策大綱の再改定に向けた作業が急ピッチで進められていることから、その進捗状況についての報告、若者自殺対策全国ネットワークからの「自殺総合対策大綱の改訂に向けた要望書」について報告を受けました。その後意見交換を行い、改定内容の平成29年度予算への反映、若者自殺対策の更なる推進の必要性など確認するとともに、要望書の取扱いについては役員に一任することとしました。
 続いて、「地域自殺対策トップセミナー」全国キャラバンの進捗状況と参加アンケートの結果について報告を受けました。さらに、厚労省と文科省から来年度予算、自殺総合対策センターから自殺実態プロファイルと政策パッケージの進捗状況、NPO法人ライフリンクから都道府県別「自殺による経済的損失」についての報告を受けました。意見交換において参考になる貴重な意見が多く出され、次回、自殺総合対策大綱の改訂内容について確認することとしました。