UAゼンセン・国民民主党との政策懇談会開催
6月18日、UAゼンセンと国民民主党の懇談会を開催し、UAゼンセン2024年度重点政策について意見交換を行いました。
冒頭、UAゼンセン古川書記長より本年度の賃闘の状況について報告された後、物価上昇と生産性向上に見合う賃上げが全ての職場で継続的に実現できるようにするためには、労務費を含めた適正な価格転嫁の促進等による適正取引の推進と、エネルギーコストの抑制、賃上げ促進税制や助成金の周知や拡充、人材投資の生産性向上への支援の拡大が重要であり、引き続き国民民主党の理解と協力をいただきたいとの要請をいただきました。
国民民主党玉木代表からは、本年の賃上げにおいてUAゼンセンが先頭に立ち取り組んでいただいたおかげで昨年を上回る結果を引き出していただいたことに敬意を表す。UAゼンセンの政策については社会全体の課題を反映している。国民民主党はUAゼンセンの政策を全面的に支持して共に実現に向けて取り組んでいきたいとの考え方が示されました。

意見交換では全般的な政策と各部門(製造産業部門・流通部門・総合サービス部門)の政策の13項目について課題共有と今後の取組み意識合わせを行いました。
【意見交換項目】
1. 継続的な賃金引上げを実現するための環境整備の促進
2. 働き方に中立的な社会保障制度の構築
3. 安全衛生水準の向上
4. 不公正な取引慣行の改善
5. 国際的な公正労働基準の順守と人権尊重の推進
6. 薬価・材料制度の抜本的見直しや医療DXの推進およびヘルスリテラシーの強化
7. カスタマーハラスメント(悪質クレーム)対策の推進
8. 万引き犯罪防止対策の強化
9. 領収書などにかかる印紙税の廃止
10. 店休日(営業日)と正月休業の法制化
11. 介護事業者の処遇改善と人材確保に向けた対策強化
12. 「白タク」行為等の取り締まり強化とライドシェア(TNCサービス型)の課題ならびに利用者の安全、安心を確保する制度構築