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5月18日、本日は静岡県伊東市で開催されたSSUA(専門店ユニオン連合会)の春季拡大合同委員会研修会において「労使で解決できない課題」と題して講演と質疑を行いました。
私からは、流通業界が抱える休日保育の拡充や悪質クレーマー対策に触れた上で、労使だけでは解決できない課題を改善させるため、目的意識を持って政治活動に取り組むことが必要であると訴えました。
質疑では、有効求人倍率が1.30倍となる中、流通専門店業界が極度の人手不足に陥り、そこで働く皆さんに過重な長時間労働を強いられているとの報告がありました。私は、流通業界全体の労働条件を改善する観点から営業休日・正月営業のあり方、について再考する時期に来ているのではないかと考えています。併せてこの機に36協定の上限規制や勤務間インタバール規制などの議論を深めることも必要でしょう。
さて政府は本日、昨秋発表した「新3本の矢」の①希望を生み出す強い経済、②夢を紡ぐ子育て支援、③安心につながる社会保障の具体策となる「一億総活躍プラン」を取りまとめました。
「一億総活躍」の言葉は美しいですが、政府の行動を見ていると空疎に響きます。安倍首相には、選挙目当ての買収行為にも等しい一律3万円の臨時福祉給付金を3000億円以上バラまいている余裕があるのならば、土日・休日に働く人たちの為に、休日保育を充実させて頂きたいものですね。
明日は山梨県の加盟組合の皆さまのもとへと最後の訴えにお伺いします。