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10月24日、参議院災害対策特別委員会の理事として、北海道において、平成28年台風第10号等に係る被害状況等の実情を調査しました。
 まず、帯広空港からのバス移動の際、北海道十勝総合振興局、国土交通省等から被害の状況等について説明を聴取しました。その後、芽室町において、荒川北海道副知事に見舞金を手交するとともに、近隣市町村の被害及び復興の状況、要望書の内容等について説明を受けました。
 芽室町においては農地の被災現場、決壊した堤防の復旧状況を視察しました。次いで、清水町に移動し、旭山地区の被災農地やペケレベツ川の堤防決壊による道路や民家の被災状況を視察しました。その後新得町に移動し、JR北海道の橋梁及び線路の被害状況について説明を受けるとともに、下新得川橋梁の被災現場を視察しました。現在不通となっている根室線・石勝線については、年内の復旧を目指しているとのことでした。最後に、帯広市の中島町地区において、堤防決壊による農地の被災状況について説明を受けるとともに、農家の方々の切実な声を伺いました。
日帰りでの調査でしたが、地域・産業・物流を支える道路や鉄道など交通・流通網における被害、我が国の食料生産基地である十勝地方農業及び関連施設における被害の甚大さを痛感することができました。今後は、災害に強い交通・流通網の整備、被災された農林水産業者の方々が離職せずに将来にわたって生活を見通すことを可能とする支援の方策などについて、更なる充実を図っていくことの重要性を改めて認識し、委員会等での審議を通じて対応を進めてまいります。